弁護士ドットコム決算減益。クラウドサインは好調。

今回は、電子契約脱ハンコの銘柄として注目されている弁護士ドットコムの決算を確認していきたいと思います。

目次

✔︎1Q決算概要
✔︎電子契約の競合他社参入について
✔︎各種指標・今後の成長予想
✔︎まとめ

詳細動画

この記事の内容のより詳しい説明は、以下の動画で話しています。

事業内容

まず弁護士ドットコムの事業内容としては、主に以下の2つです。

✔︎弁護士ドットコム・税理士ドットコムの運営
✔︎電子契約サービス(クラウドサービス)

最近弁護士ドットコムの株価が上げてきた要因は、
この電子契約サービスの脱ハンコ銘柄として注目が集まったことによるもので、
GMOクラウドなども同様の理由で大きく株価を上げてきていました。

1Q決算

                          出所:弁護士ドットコム決算説明資料

今回の1Qの決算は上の通りで、
売上高は24%増加でしたが、営業利益・経常利益・純利益は全て95%以上の減少になりました。この利益圧縮の要因は広告宣伝費にあるとのことだったので、あとで内訳をみていきたいと思います。

                         出所:弁護士ドットコム決算説明資料

また通期業績予想は据え置きのままの売上52億円のままで、利益は未定となっています。
まず今回の売上の伸びについてどこの伸びが寄与しているか見ていくと、
クラウドサインの売り上げは207百万円から、262百万円へ大きく成長していますね。
今回のテレワーク推進の流れから、導入企業が増えて過去最高の伸びを記録しています。
また弁護士マーケティング支援サービスについても堅調な伸びを見せています。一般客向けの有料会員サービスが減るなか、弁護士向けのサービスは好調な様子です。

出所:弁護士ドットコム決算説明資料

次に利益を圧迫している要因を見ていくと、決算説明資料にもあった通り販管費が利益を圧迫していて、販管費の中でも今期はクラウドサインを広めるためのCMに多くの広告宣伝費がかかったようですね。また採用なども増やしているということから人件費も増加しています。今後もGMOクラウドをはじめとする競合や、参入してくる大手企業と戦うためには、今年のうちにポジションをより確実なものとしたいと思うので、広告宣伝費は今期から来期にかけては増えていきそうですね。

そこで財務面を少し確認していくと、弁護士ドットコムは現金ベースでの資産が約12億円ほどしかないので、

今後より広告を拡大していくとなると増資の可能性も考えておく必要がありそうですね。

電子契約の今後の他社の参入について

電子契約の仕組みを少し考えていくと、
契約の送信者側はクラウドサインへの登録が必要ですが、受信者はクラウドサインに登録する必要がないとなると、シャアをとっても他社を排他する力が働かないのではと少し心配しています。というのも、仮に両者クラウドサインへの登録が必須なのであれば、大手企業がクラウドサインを導入した際に、そことの取引先である子会社や中小企業は、契約をもらう必要があるので、クラウドサインにするインセンティブはありますが、そこが別のサービスでも問題なく契約が締結できるのなら、最近出始めている割安なサービスに流れていくのではと思うので、先行者優位性は低いのかなとは思います。あとで話しますが、電子契約の市場規模がまだまだ小さいので、あまり大手は参入してきていないですが、今後拡大していくとどうなるかが見ものですね。

各種指標・今後の成長

出所:kabutan.jp 日経新聞

各指標をざっと見ていきながら、今後の成長も考えていくと、
まず時価総額は2000億円以上と、売上高予想52億円の企業に対して大きすぎですね。
PER669倍と割高すぎる数値をだしていますが、こういった成長株は利益面のPERよりも売上ベースの割安さを示すPSRが重要ですが、PSRは43倍と20倍を超えているので相当割高と言えます。また現在の売上高や利益だけでなく今後の成長も考えて割高か示す指標のPEGレシオではこれからも20%以上の成長が3年以上続くと仮定して計算すると、33倍と2倍を超えると割高と言われるので、成長性を考えても割高ですね。また四半期ごとの成長率ではだんだん成長率が鈍化してきているのでこのまま成長が続くかも疑問ですね。クラウドサインの業績は好調といえどまだ年間10億円くらいの売上しかたっていませんし、今後の市場規模推移をみても2年後の2022年でも117億円と市場規模自体が小さいので、そこまでの急拡大も見込めませんね。。

財務面では、自己資本比率・流動比率ともに優秀な数字なので問題ないです。

チャート

ブログではチャートについての詳細は省きますが、動画で詳しく話しています。
これから割高感はあると思うので、一旦6000-7000円あたりまで下げるのが妥当じゃないかと思ってます。今の売上や市場規模を考えると時価総額1000億円くらいが妥当ではないかと個人的には思います。ですが、こういった話題の銘柄は短期ではどう動くかわからないので、売りを仕掛けたい人もお気をつけください。

まとめ

最後に簡単にまとめると、

✔︎クラウドサインの業績は好調。
✔︎1Qは広告宣伝費が重く利益を圧縮。

✔︎今後更なる、広告費などへの投資を考えるとキャッシュが少ないので増資の可能性も。✔︎現状の株価は成長を考えても割高。

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