今回の記事では、フライドチキンでおなじみの日本KFCホールディングスについて分析します。

結論をまず言うと、

短期・中期目線で株価の上昇を狙える銘柄で、現状の2700円付近では買ってよいと思っています。目標株価などは以下で説明していきます。

目次
・2020/3月期 KFC決算概要
・業績回復の2つ理由
・今後の株価を考える
 ✔︎コロナの影響
 ✔︎マクドナルドとの比較
 ✔︎50周年記念
・まとめ
※以下は個人的な意見ですので、投資は自己判断でお願いいたします。

2020/3月期 日本KFC決算概要

2020年3月期の決算が5月13日に発表されました。2018年あたり業績が落ちこんでいたKFCですが、2020年3月期は売上107%、営業利益216%と大きく業績を回復させています。

販売管理費を見ても売上比では下がっていますが、金額は上がっているので、社員の削減などによる経費の削減で営業利益を伸ばしたのではなく、売上をしっかり伸ばした上で利益率が高めているのは今後の成長に期待できますね。

出典:日本KFC ホールディングス決算説明資料

業績回復2つの理由

KFCが2018年の業績の落ち込みから、回復できた要因として以下の2つある。

①原点回帰:リピート顧客向けの新商品拡大
②お客様目線:500円ランチの導入
①原点回帰
フライドチキンの専門店というKFCの原点に立ち返り、2019年はフライドチキンの新商品を例年より多く販売した。これにより既存顧客のリピート回数を増やすことができ業績回復につながりました。
②お客様目線
こちらが今回の業績回復の肝となりますが、お客様目線に立ちより低価格商品を販売するため、2018年に初めて期間限定で開始された500円ランチを2019年には去年より長い期間開催し、2020年1月にはレギュラーメニューとしました。
500円ランチの導入前は下のようなイメージがあったケンタッキーですが、
✔︎クリスマスに食べる少し特別なイメージ
✔︎マクドナルドなどに比べて少し高いイメージ
導入後には500円のという低価格により少し高いイメージも払拭され、ランチとして日常的に食べることで、クリスマスだけに食べるものというイメージを払拭できたことで1年を通して利益を出せるように変わっていきました。
下の画像が4半期ごとの売上高推移ですが、500円ランチ導入前の2018年まではクリスマスシーズンの黒字で、他の赤字を補って一年を通して黒字を目指す会社でしたが、2019年よりどの期を見ても黒字化することができています。
出典:日本KFCホールディングス決算説明資料

マーケティング

マーケィング手法についても以前はテレビCMの比重がかなり高かったKFCですが、最近は500円ランチのターゲットである学生や、サラリーマンに向けたマーケティングとして、LINE、Youtube、TwitterなどのWebマーケィングが50%を占めるようになり、このことがイメージの浸透に繋がっているようです。

また最近流れるCMもいままではお正月、誕生日、クリスマスなどの特別な日向けのCMが多かったですが、今はサラリーマンがお昼に食べているCMなどに変わりイメージを変えようとしているのが伺えます。

今後の株価について

今後のKFCの株価を考える上で考える観点は以下の3つです。

①コロナの影響
②マクドナルドとの比較
③50周年記念
①コロナの影響
今回のコロナの影響を受けたかどうかは、デリバリーやドライブスルーにどれくらい対応できたかにより明暗が分かれています。
以下は、4月の売上高前年比ですがケンタッキー、マクドナルドなどドライブスルーやデリバリーが比較的容易な企業は影響は少なくむしろ売上ベースでは前年比を上回っています。
一方で、ワタミなど居酒屋系は自粛要請の影響もあり大打撃を受けています。すかいらーくやCoCo壱番屋もデリバリーやテイクアウトはあるものの認知不足のせいか苦戦している様子です。
KFCの月別売上高前年度比ですが、2019年度からずっと前年度比プラスで、3月、4月を見てもコロナの影響はほとんどないようです。
出典:日本KFCホールディングス有価証券報告書
②マクドナルドとの比較
ここではマクドナルドと比較をしていきます。
まずPERとPBRを比較すると、どちらもケンタッキーのほうがマクドナルドと比較して割安の水準を示しています。
一般的には、PERは15以下、PBRは1以下で割安と言われるので、今回指標の単体としてはそれほど割安感はないですが同じファストフード業界のマクドナルドで比較して割安というのが重要です。今後の株価を考える上で指標を比較する際は同業種で比較しましょう。
✔︎PER:ケンタッキー<マクドナルド
✔︎PBR:ケンタッキー<マクドナルド
次に、ROEと自己資本比率ですがこちらはマクドナルドのほうが優秀です。ROEは自己資本利益率といい自己資本に対してどれだけ効率よく利益を出しているかの指標ですが、10%を超えると優秀で、8-10%が平均なので、マクドナルドは優秀で、ケンタッキーは平均くらいとなっています。
ROEを見る際に自己資本比率を同時に見るのは、自己資本比率が低いとROEが高くなるので、ROEが高い原因が自己資本比率が低いからではなく、利益をしっかり出しているから確認するためですので、セットで見ることをオススメします。自己資本比率が40%以上であれば健全な財務体制なので今回はどちらも優秀な数字となります。
✔︎ROE:ケンタッキ<マクドナルド
✔︎自己資本比率:ケンタッキー<マクドナルド
最後に配当を少し見ると、配当と優待を合わせた利回りを計算するとマクドナルドのほうが少し優秀ですが、
こちらはあまり差がないです。マクドナルドは優待が人気なので、株価があまり下がらないことで有名なのでこの利回りの数字以上に評価されている印象です。
✔︎ケンタッキー<マクドナルド
以上、マクドナルドと比較して
私は優良な銘柄が比較的割安で放置されているのを3ヶ月〜1年くらいのスパンで戻していくのを狙うのが好きなので、
PERやPBRの指標をよく見ます。PER、PBRに加え、営業利益がしっかり直近3年くらいで伸ばしてきている銘柄を狙っていくイメージです。
③50周年記念
最後に株価を考える上で、今年KFCが50周年記念ということですが、なぜこれを挙げたかというと過去のデータからKFCは周年記念の際によい業績を叩きだす傾向にあるからです。
これはキャンペーンなどが多い影響だとは思いますが、40周年記念の際には2010年のリーマンショック後の不況時にもかかわらず過去最高益の74億円を叩き出しています。今回もコロナで不況になりそうな状況の似ているなかより節目の50周年なので期待しています!
また記念配当についても業績がだいぶ悪化しない限りでると思いますので、そこも目当てで買ってもいいかもしれないですね。40周年の際だと、通常配当50円/記念配当50円がでました。

まとめ

いろいろ比較してきましたが、最近の売上・営業利益の伸びなどから現状の株価2700円あたりでは買いと考えています。

以下マクドナルドと、KFCのチャートですが、マクドナルドがコロナの下げの後しっかり戻しているにもかかわらずKFCは戻し遅れていると思ってます。

マクドナルドチャート

KFCチャート

具体的には

3ヶ月単位で3000円あたり、2021/3月期までで3370円の年高を超えるのではと考えています。

今回のKFCの分析は以上になります。このような個別株の分析をYoutubeやTwitterでも投稿していますので、

覗いてみてください!

 



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